2016/2/25 FX外国為替各社の予想レンジ
おはようございます。
昨日のアメリカ市場は指標が弱く円高に、ただ株価が反発してきた為元に戻す形になっています。
今日はEUからの離脱で揺れているイギリスの第4四半期GDPにも注目したいところです。
EUの中で自通貨を維持しているポンドですが、さすがにEUから離脱した場合の影響は大きいと思います。
Brexit(ブレキジット)とは、Britain(英国)とExit(退出する)を組み合わせた造語で、英国のEU離脱問題を表しています。
昔はハイレバレッジといえばポンド/円だったんですけどねぇ(^^ゞ
また今日はアメリカの新規失業保険申請件数にも注目です。
ロイター
111.30-112.80
[東京 25日 ロイター] -<07:54> ドル111.30─112.80円の見通し、実需筋のフロー入るか ドル/円は112.06円付近、ユーロ/ドルは1.1017ドル付近、ユーロ/円は123.48円付近。きょうの予想レンジはドル/円が111.30―112.80円、ユーロ/ドルが1.0950─1.1080ドル、ユーロ/円が122.70―124.20円とみられている。きょうは商業決済が集中する五・十日で、月末のスポット応当日にも当たるため、実需筋のフローが出やすいとみられている。「株価が想定以上に上昇し、実需筋の買いも入ればドルは112円半ば程度まで上がるかもしれない」(国内金融機関)との声も出ていた。アジア時間は木内日銀審議委員や米セントルイス連銀のブラード総裁が講演。海外時間は米国の新規失業保険申請件数、耐久財受注などが発表されるほか、米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が講演する。前日海外時間、ドルは111.04円まで下落し、2月11日につけた年初来安値110.98円に迫る場面があった。米製造業の落ち込みに続いて、サービス部門の不振が明らかとなり、米景気の先行き懸念が広がったという。ただ、111円割れは回避されたことから、きょうは「111円前半でドル買いも入ってきそうだ」(同)という。
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N16369O
SMBC信託銀行
111.50-112.70
米国で発表された経済指標は、①1月の新築住宅販売件数は年率換算で前月比9.2%急減、②2月の総合PMI(速報値)は50.1と2013年10月以来の低水準を付けた、など景気先行きへの懸念が広がった。加えて、英国の欧州連合(EU)離脱への懸念を背景にリスク回避の円買いも手伝い、ドル円は一時111円付近まで下落した。その後、米株価や原油先物価格の反発につれて112円台を回復し、11日安値110円99銭付近で下げ渋る形となった。なお、本日米国で発表される1月の耐久財受注は前月比5.3%増と前月(同5.0%減)から大幅なプラスに転じる見通し*¹。ドル円はテクニカルには111円で二番底(ダブルボトム)を付けたと判断するには早計だが、目先は日足一目均衡表の転換線112円96銭を上値メドに反発余地を探る展開を想定している。*¹ 「モーニング経済メモ」, 2016/2/22, Citi Research
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html
みずほ銀行
111.20-112.50
昨日のドル円は下に往って来いの展開となった。東京時間を111.87付近でオープン後、112円近辺での推移を続けていたが、日経平均の上値重い推移を横目に111円台半ばまで下落。海外時間にはいり、一時112.26まで上昇する局面もあったが、その後は米2月サービス業PMIが50を割り込み、米1月新築住宅販売件数が予想を下回ったこと等から米金利が低下するとドル円は111.04まで下落する。しかしながら、その後発表された米石油在庫統計でのガソリン在庫の減少を受け原油価格が上昇する展開に、株式市場が下げ幅を縮小、ドル円は下値を切り上げていき、結局112.19付近でクローズしている。 本日のドル円は上値の重い展開を予想する。年明け以降の米経済指標をみると、原油安や新興国経済の減速を背景に設備投資や輸出が減速している。一方で労働市場は比較的堅調となっているが、米企業の先行きのマインドの悪化が製造業だけでなく非製造業にまで広がりつつあり、今後の雇用拡大に慎重になる可能性も考えられ、楽観はできない。現時点で金利先物市場が年内の利上げを織り込む確率は4割程度であり、米国の利上げサイクルはFRBの思惑通りにはいかないようだ。英国のEU離脱“Brexit”への注目が高まる中で、英ポンドは対ドルで約7年ぶりの水準まで下落する等ポンド売りが進行、たびたび火種となる中国動向への不安も継続しており、グローバルにリスクセンチメントの悪化が燻っている。市場の焦点が金融政策やファンダメンタルズへ回帰すれば、相場の持ち直しも想定されるが、週末のG20において効果のある財政刺激策や協調行動等がなされるかは不透明でもある中、ドル円については引き続き上値の重いシナリオを想定しておきたい。
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160225.pdf
Shere