2016/2/29 FX外国為替各社の予想レンジ
こんにちは(^^ゞ
先週末は円高に流れていた流れが、ユーロ市場の株価や原油価格の改善で止まり、アメリカのGDP改定値や他の指標も好調だった事で円安に流れて来ました。
先週末は20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)が行われましたが、やはりイギリスのEU離脱や各地で増える難民問題等が取り上げられました。
ややリスク回避の円買いによる円高の流れが後退したとはいえ、問題点は残っているので要注意と言えそうです。
G20の結果を受けてか今日は再び円高に流れる展開になっています。
ロイター
113.20-114.50
[東京 29日 ロイター] -<7:50> ドル113.20─114.50円の見通し、G20を消化し月末フロー・株価にらみ ドル/円は113.71円付近、ユーロ/ドルは1.0924ドル付近、ユーロ/円は124.20円付近。きょうの予想レンジはドル/円が113.20―114.50円、ユーロ/ドルが1.0870─1.0990ドル、ユーロ/円が123.80―125.10円とみられている。先週末の20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)の結果を消化する動きが進むとみられる。株価が上昇したり月末のドル買いフローが膨らんだ場合は上値を伸ばしそうだというが「114円台ではかなり頭が重い。114円後半への上昇は難しそうだ」(国内金融機関)という。先週末の上昇の反動による利食い売りも警戒されているが、週明け早朝の取引では下押しは強まっておらず「下値は限定的」(別の国内金融機関)との指摘も出ていた。
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N1670OH
SMBC信託銀行
113.30-114.50
ドル円は上昇。米国で発表された昨年10-12月期の実質GDP(改定値)は前期比年率1.0%増と速報値(同0.7%増)から予想外の上方修正となったほか、一連の経済指標が堅調であったことから、同国の景気減速懸念が後退した。ドル円は114円付近まで上昇し、2月18日以来の高値を付けた。なお、週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、「あらゆる政策手段を動員する」とし、市場の安定や均衡のとれた成長を目指すとの共同声明が採択された。ドル円は週明け早朝に113円台半ば付近まで反落しているが、3月4日に2月の米雇用統計など重要な米経済指標が発表されるため、ドルの下値も限定的か。チャート上、111円で二番底を打ったとみれば、目先は16日高値114円87銭で上値の抵抗を受けるとみている。
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html
みずほ銀行
112.80-114.70
26日のドル円は上昇。113.14レベルでオープンしたドル円は、前日終値比高く寄り付いた日経平均株価の軟調な動きにつれられじりじりと下落、一時112.56レベルを付けた。しかしその後は欧州株の堅調さや原油価格・米金利の上昇を受けてドル円は底堅く推移、米GDP改定値やその他各指標が予想を上回る内容となったことが好感され、114.00レベルまで上昇、そのままNYクローズを迎えている。 本日のドル円は小確りとした推移を予想。注目された上海G20の声明におけるポイントとしては、①現在の市場の変動は経済のファンダメンタルズを反映していない、②財政・構造改革も含め政策を総動員する、③競争的な通貨切り下げへの牽制、に言及されたことか。これらは一定の安心感を市場に与えるだろうが、具体性には乏しい内容となり、市場混乱の元となっている原油や中国等の問題は先送りになっていることから、市場への効果は限定的あるいは一時的なものに留まると見ている。一方、今週は米で雇用統計やISM景況指数など重要指標の発表が相次ぎ、今後の利上げに米経済が耐え得るか注目が集まる。先週後半からドル円相場は3円近く円安方向に向かっているが、前述の通り原油や中国などの根本的なリスクは残存しており、更にイギリスのEU離脱や各地で増える難民問題などがG20で新たなリスクとして取り上げられている。米経済指標が予想を下回る場合と併せて、すぐに円高方向に戻されてしまう可能性には引き続き警戒が必要だろう。
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160229.pdf
Shere