2016/5/9 FX外国為替各社の予想レンジ
FXブログ
2016-05-09 10:17:42

2016/5/9 FX外国為替各社の予想レンジ

投稿者:のりだーさん

おはようございます。
先週末のアメリカ雇用統計は強弱混ざった状態で一時106円台前半にまで落ち込みましたが、その後持ち直して円安に流れています。
やや円安展開ですが、上値も重そうです。
それほど重要な指標もないので、各市場の開く時間からの変動に注意しながら、株や原油価格に注意して取引していきましょう。

ロイター
106.60-107.80
[東京 9日 ロイター] -<07:32> ドル106.60─107.80円の見通し、大型連休明けの実需の動き注視 ドル/円は107.19円付近、ユーロ/ドルは1.1396ドル付近、ユーロ/円は122.10円付近。きょうの予想レンジはドル/円が106.60―107.80円、ユーロ/ドルが1.1350─1.1450ドル、ユーロ/円が121.60―122.80円とみられている。きょうは大型連休明けの実需勢の売買が注目されている。連休中のドル安局面では、実需の買いが目立ったが、この日は輸出勢の動向にも関心が向けられている。前週末に発表された4月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想に届かなかったことで、ドルは一時106.44円まで下落した。しかし、その後、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁が、米連邦準備理事会(FRB)は依然として年内2回の利上げを行う可能性があるとの認識を示したことで、ドル/円は107円前半まで反発した。早朝の取引では、「先週末の流れを引き継いでドル高/円安が先行したが、107.30円付近で上値が重くなった」(外為アナリスト)とされる。また、先週末にドルが予想外に底堅く推移したことで、きょうの日中もドル買いが先行する可能性があるが、米雇用統計の内容がそれほど強いものではなかったため、「108、109円ゾーンまで買い進まれる余地は限定的」(同)とみられている。

http://jp.reuters.com/article/idJPL3N1850KF

SMBC信託銀行
106.80-108.00
4月の米雇用統計は失業率が5.0%で前月と変わらず。一方、非農業部門雇用者数は前月比16万人増と市場予想(同20万人増)を下回ったうえ、3月分と2月分が下方修正された。ただ、平均時給は前年比2.5%増と前月から伸びが高まるなど強弱まちまちの結果となった。こうしたなか、ドル円は106円台前半から107円台前半で振幅した。ただ、NY連銀のダドリー総裁がニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで、「年内2度の利上げは引き続き妥当な見方である」と述べた記事が雇用統計発表後に掲載されるなどしてドルをサポート。ドル円はNY市場終盤には107円台前半まで持ち直した。本日は特段の米経済指標の発表がなく、目先のドル円は底堅く推移しようが、日足一目均衡表の基準線と転換線が収れんする108円70銭付近で上値の抵抗を受けるとみている。

https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html

みずほ銀行
106.60-107.60
 先週金曜日のドル円は下に往って来いの展開。東京時間を107.37レベルでオープン後、一時107.43まで上昇するも、その後豪中銀によるインフレ見通し引き下げを受けて豪ドルが急落すると、クロス円の下落にドル円も107円付近まで軟化した。海外時間に入り、上値重く106円台後半での推移となる中、弱い米4月雇用統計を受けて一時106.44まで急落。しかし、このレベルでは相応の買い意欲が見られたことや、株式市場が徐々に横ばいまで戻す動きから106円台後半へ回復。その後も株高・金利高・原油高を受けたドル買い優勢地合いに107円台に上昇し、107.12レベルでクローズしている。 4月末以降のドル円は、111円台から本邦連休中に一時105円台まで下落した後も、戻りは107円台前半にとどまり上値の重い推移が続く。数少ない円安材料として期待されていた日銀金融政策決定会合でのゼロ回答、そして5月下旬に控えるG7(伊勢志摩サミット)への意識や、介入へのけん制と捉えられた米財務長官発言や米為替報告書を受けて、政治からの円高圧力も強まっている状況下において、しばらくは円高リスクを警戒すべきとみる。足許では、金融緩和という本邦サイドからの円安要因が後退した中で、ドル円は米利上げに対する動向に左右される状況が強まりそうだ。米4月雇用統計ではNFPが直近3ヶ月平均で+20万人を維持するも増加ペースは鈍化傾向に、また4月末に発表された16年1~3月期の米GDP速報値は、輸出・設備投資の減少を背景に+0.5%(前期比/年率)にとどまり、3四半期連続の減速を記録、長く続いた米景気の拡大局面にも陰りが伺える。円安材料が剥落、政治イベントも控える中で、米景気の加速が確認できない状況において、市場での利上げ期待が高まるまでは、ドル円は上値の重い展開を想定しておきたい。

http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160509.pdf