2016/5/23 FX外国為替各社の予想レンジ
こんにちは
先週末は更に一段円安に流れました。ただ金曜の夜中から円高に流れ始めています。
先月までと対照的に今月に入ってからは円安続きだった事もあり、節目の110円で利益確定の動きもあるのではと思ってます。
現状底では利上げ期待、上では日本関連の材料とイギリスのEU離脱要素もあってどちらでも反発入りそうです。
とは言っても国民投票まであと丁度1ヶ月。まだ先なので現状はまだそれほど影響は強くないでしょう。
ただ世論調査等で実際に離脱の話題が強くなった場合はその影響も出てきます。事前に考慮に入れたいところなのでイギリス方向の話題にも目を通したいところです。
ロイター
109.50-110.80
[東京 23日 ロイター] -<7:53> ドル109.50─110.80円の見通し、米利上げ期待が下値サポート ドル/円は110.22円付近、ユーロ/ドルは1.1216ドル付近、ユーロ/円は123.60円付近。きょうの予想レンジはドル/円が109.50─110.80円、ユーロ/ドルが1.1170─1.1270ドル、ユーロ/円が122.80─124.10円とみられている。ドル/円は110円前半を中心にもみ合う展開が予想される。「株価が上昇すれば110円半ばを目指す可能性もあるが、予想以上に下げれば109円台もあり得る」(国内金融機関)との声が出ていた。米国の利上げ期待がにわかに高まっており、下値をサポートするとみられている。海外時間には、セントルイス地区連銀、サンフランシスコ地区連銀、フィラデルフィア地区連銀の各総裁の発言機会があり、利上げに関する思惑がさらに広がるか注目される。21日に行われた日米財務相会談では、最近の市場動向が秩序立ったものかどうかについて認識の差が埋まらず、両国の主張は平行線をたどった。市場からは「財政出動に関しても各国の足並みがそろわなかった。もともと期待されていなかった部分もあるが、G7はほとんど材料になっていない」(同)との指摘があった。
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N18J0IP
SMBC信託銀行
109.50-110.70
ドル円は続伸。4月の米中古住宅販売件数は年率換算545万戸と市場予想や前月を上回り、同国の景気先行きへの期待が高まった。こうしたなか、ドル円は110円台後半の高値を付けた。なお、先週末に開かれた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では為替政策に対する認識がこれまでのG7やG20で確認された内容にとどまったため、相場への影響は限定された。一方、6月15、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は28.0%まで上昇。また、商品先物委員会(CFTC)のデータによれば、投機筋によるドルのショートポジション(ネット)は1万653枚に縮小しており、ドル高地合いが強まっている。ドル円はチャート上、日足一目均衡表の雲110円01銭-112円58銭に入りつつある。強気相場に転じたとみるには早計だが、目先は同基準線108円73銭や同転換線109円41銭で底堅さが試されよう。
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html
みずほ銀行
109.80-110.80
先週金曜日のドル円は上昇した。東京時間を109.92付近でオープンしたドル円は、開幕を控えるG7を前に110円近辺で方向感に乏しく推移。しかし、米利上げ期待の高まりや後場に日経平均が一段高となる動きに、ドル円は連れ高となり110.19レベルで海外市場へ。海外時間入り後も、欧州株高や米金利上昇を受けてドル円は底堅さを維持。発表された米4月中古住宅販売件数が予想を上回ったことで、一時110.59まで上昇する場面も見られたが、その後に本邦一部報道より、将来の緩和的な政策終了で大規模な国際保有の損失が生じることに備え、日銀が4500億円以下の引当金を積むと報じたことを受け、円買戻しが強まり一時110.08まで下落、110.22レベルでクローズした。 週末に行われたG7財務相・中央銀行総裁会議では、世界経済の安定に向けた結束を強調しつつも、財政出動については各国判断、為替認識においてはこれまで以上に議論は深化せず平行線で終わった。今週の主要国主要会議(伊勢志摩サミット)での合意も玉虫色に終わる可能性が危惧されるが、幸か不幸かドル円相場については本邦連休明け以降に底堅く推移、6月利上げの可能性を示唆した4月FOMC議事録もサポートとなり、110円台を回復するに至っている。目先材料難な中でG7への注目度が増していたが、相場を動意づかせるのはやはりFRBが主役となりそうだ。そういった意味で、今後のFedメンバーの発言・米経済指標には注目が集まる。本日以降もメンバーの講演等が予定されているが、やはり注視すべきは27日のイエレン議長講演。4月FOMCが声明文のみで議長会見がなかったこともあり、利上げに向けて地ならしを行うのかどうか、その内容に対する市場の反応は相応にありそうだ。利上げ期待の再燃にドル円は上値を模索する展開が想定される一方、6月FOMCのすぐ後に控える英国のEU離脱を巡る国民投票に対する不透明感が払拭されるまでは、上昇幅は限定的になるとみる。
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160523.pdf
Shere