2016/5/30 FX外国為替各社の予想レンジ
こんにちは
先週末は安倍首相の発言等もありやや上下する展開になってましたが、イエレン議長の講演で早期利上げの可能性が上がった為、円安に流れる展開です。
今日はイギリス、そしてアメリカの市場が休みなのでいつもと違い、夕方から夜が若干動き辛い展開でしょうか。
逆に日中の方がアジア勢の市場開放時…と言っても重要な時間はもうほとんど終わってますけど、先週末の動きを受けて動きが活発していま…したw
ただロイターの方に書いてあるように、月末の五・十日に当たるのでまだ日中は動きがあるかもしれません。
ロイター
110.00-111.00
[東京 30日 ロイター] -<07:30> ドル110.00─111.00円の見通し、欧米休場で方向感が出にくい ドル/円は110.48円付近、ユーロ/ドルは1.1113ドル付近、ユーロ/円は122.71円付近。きょうの予想レンジはドル/円が110.00―111.00円、ユーロ/ドルが1.1070─1.1170ドル、ユーロ/円が122.30―123.30円とみられている。きょうは米国市場がメモリアルデー、ロンドン市場がバンク・ホリデーで休場となっているため、全般に方向感が出にくい展開が予想されている。一方で月末の五・十日に当たり、仲値公示に向けて、または、その後に、輸出勢のフローがドル/円の上値を抑える可能性があるとみられている。米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取引では、5月24日時点の円のネットロングが2万2059枚と、前週の5万8919枚から大幅に減少した。市場では、「ドル/円のショートが大幅に減少したことで、ショートの巻き戻しによる、ドルの上昇力が弱まると予想される」(外為アナリスト)という。
http://jp.reuters.com/article/idJPL4N18Q0GK
SMBC信託銀行
110.20-111.20
ドル円は反発。米商務省が先週金曜日に発表した、1-3月期の実質GDP成長率(改定値)は前期比年率0.8%へ上方修正された。一方、5月のミシガン大消費者信頼感指数(確報値)は94.7に下方修正される強弱まちまちの結果となったが、ドルは109円台半ばで底堅く推移。その後、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が講演で、「今後数カ月の間にFF金利を緩やかにかつ慎重に引き上げることが適切になるだろう」と発言すると、6月の利上げ観測がやや高まり、今朝の市場では110円台後半まで上伸している。同議長やこれまでの政策当局者の発言は、市場に利上げへの期待が損なわれないよう配慮されたものと判断される。今週金曜日に発表される5月雇用統計への注目度は従来以上に高まり、ドル円は小じっかりの展開となろう。なお、本日は欧米市場が祝日で休場。
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html
みずほ銀行
110.10-111.10
先週末のドル/円は上昇した。東京時間のドル/円は109.72レベルでオープン。伊勢志摩サミットの世界経済についての討議において、安倍首相が提示した資料でコモディティー価格の下落幅がリーマンショック時に匹敵するとしたことから、消費増税の再延期や財政出動の期待が高まったことで一時110.00まで上昇。午後に入り、サミット後の安倍首相の会見にて消費増税について「現時点で結論を出しているわけではない」などの発言がなされると、ドル/円は一時109円台半ばまで下落した。海外時間に入ると、NY時間朝方に発表された米第一四半期GDPが予想を下回る結果となると、安値109.47を付けるも、イエレン議長の講演が控える中、下げ渋る展開に。イエレン議長の講演では、このところのFRBメンバーの発言と同様に、早期利上げを示唆する発言がなされ、ドル/円は上昇。一時高値110.45を付けると、終盤にかけても高値圏での推移が続き、110.38レベルでNYクローズとなった。 先週末、注目されたイエレン議長の講演では早期利上げの可能性が改めて示された。ただ、イエレン議長の発言を受けて、109円台後半で推移していたドル/円は、110円台後半まで上昇したが、FF金利先物から見た6月利上げ確率は3割程度に留まっており、市場参加者は利上げ時期について見極め切れていない。実際、6月のFOMC(6/14~6/15)の直後に英国のEU離脱を問う国民投票が予定されており(6/23)、市場の波乱要素が残されている中、イエレン議長は「数ヶ月のうちに利上げが適切になるだろう」とし、利上げ時期については幅を持たせた発言を行っている。かかる中、足許、イエレン議長をはじめ、FOMCメンバーにより、市場の利上げ織り込みが強く促されている状況下、目先、ドル/円は底堅い推移となり、月末・月初にかけて相次いで発表される重要指標から利上げ時期を探っていく展開となろう。
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160530.pdf
Shere