2016/6/6 FX外国為替各社の予想レンジ
こんにちは
土曜日に追加で書いたようにアメリカの雇用統計が大幅に市場予想を下回った為、急激に円高に流れました。
実は株も少しやってるのでそっちはマイナスになり痛かったのですけど、FXはばっちり勝たせて貰いました。
で、今月になるかと思われていたアメリカの利上げ観測も大幅に後退。
まあ、今月はイギリスのEU離脱問題もあり不確定なところもあった為、様子見したいという事もあるでしょうし、アメリカの利上げはほぼなしになったのではないでしょうか。
今夜はアメリカのイエレンFRB議長の発言が25時半からありますので、その内容次第でまた一波乱ありそうです。
他は重要な指標がない為、前回の安値である105円55銭を下限目途として、市場の開く時間帯に警戒したいところです。
流石にここまで落ちると若干反発する可能性もあるかと思っていたのですが、ドルが想像以上に弱い展開です。
ロイター
106.00-107.30
[東京 6日 ロイター] -<7:55> ドル106.00─107.30円の見通し、FRB議長の講演に目線 ドル/円は106.71円付近、ユーロ/ドルは1.1358ドル付近、ユーロ/円は121.20円付近。きょうの予想レンジはドル/円が106.00―107.30円、ユーロ/ドルが1.1300─1.1420ドル、ユーロ/円が120.60―121.90円とみられている。3日に発表された5月の米雇用統計は非農業部門雇用者の増加が3万8000人となり、ロイターがまとめた市場予想の16万4000人を大幅に下回った。米連邦準備理事会(FRB)が早期利上げに踏み切るとの観測が後退し、108.80円台で推移していたドル/円は、6日朝方にかけて106.35円まで下落した。東京時間は雇用統計の結果を消化しつつ、輸入企業などの国内勢のドル買い/円売りがどの程度入るか注目されている。下落して始まるとみられる株価が下げ幅を縮小すれば、ドル/円もやや持ち直しそうだという。海外時間はイエレンFRB議長の講演に関心が向かう。5月27日のハーバード大学での講演では、経済成長と雇用創出が続けば今後数カ月内に利上げすべきとの認識を示していたが、弱い雇用統計の内容を受け、あらためて市場にどのようなメッセージを発信するのか注目されている。CMEグループのFEDウオッチによると、短期金利先物が織り込む6月利上げの確率は21%から6%に急低下。7月利上げの確率も33%と、約60%から半分近くに低下した。6月利上げは見送られる可能性が大きいとみられるが、イエレン議長の講演については「7月については今後の経済指標次第と、含みを残すような発言になるのではないか」(国内金融機関)との見方が出ていた。
http://jp.reuters.com/article/idJPL4N18X0I2
SMBC信託銀行
105.80-107.20
5月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比3.8万人増と市場予想(同16.0万人増)を大幅に下振れたほか、4月分も従前の同16.0万人増から同12.3万人増に下方修正された。また、平均時給は同0.2%上昇と前月(同0.4%上昇)から伸びが鈍化。一方、失業率は4.7%と前月(5.0%)から改善したものの、失業者が労働市場から退出し、非労働力人口となったことによるもので内容は良くない。総じて弱い雇用統計を受けてドル円は109円ちょうど付近から106円台前半へ急落した。本日はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長がフィラデルフィアで講演を行う。市場の利上げ観測を後退させ過ぎないよう配慮され、利上げの実行可能性が指摘されればドルの支えとなり得るだろう。先週末の流れを受けてドル円は下落リスクがくすぶるが、5月3日安値105円55銭付近が下値メドとみている。
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html
みずほ銀行
105.50-107.00
先週末のドル円は下落した。東京時間108.88付近でオープン。日経平均株価が前日対比プラスで寄り付き、その上げ幅を拡大させる動きにドル円も109円台まで上昇し高値109.14をつけた。しかし、その後は特段材料ない中で、109円付近を揉み合う展開。海外時間に入り、発表された米5月雇用統計はNFPが事前予想16万人を大幅に下回る3.8万人増となると、ネガティブサプライズとなりドル円は108円後半から107円後半まで急落。その後もドル売りの流れが継続する中、米5月ISM非製造業景況指数も事前予想を下回る弱い結果となったことで、ドル円は107円台を下抜け106円半ば付近まで下落した。その後は安値圏で方向感なく推移する中、安値106.51をつけ、106.55付近でクローズした。 先週末発表された米5月雇用統計は、NFPが約6年ぶりの低水準となる3.8万人増、更に3・4月分も下方修正され、また平均時給の伸びは鈍化。失業率は前月対比改善したものの労働参加率の低下が主因と考えられ、総じて弱い結果と言える。当指標は6・7月FOMCでの利上げを占う材料として注目されていただけに結果発表後は、6月利上げ期待は1割未満、7月利上げ期待についても5割強から3割へと低下し、ドルが全面安の展開。かかる状況下で、本日はイエレン米FRB議長の講演を控える。6/23に英のEU離脱を占う国民投票を控え不透明感が残る中で、彼女の講演内容で6月利上げ期待が再燃し大きくドル買いとなる展開は想定し難い。寧ろ、5/27の講演での「雇用は大幅改善」、「今後数ヶ月での利上げ適切」といった言及から「一旦は様子見」といったような消極的な姿勢になれば、ドル円への下押し圧力が強まる展開に警戒したい。
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160606.pdf
Shere