2016/7/7 FX外国為替各社の予想と雇用統計に向けて
FXブログ
2016-07-07 11:51:05

2016/7/7 FX外国為替各社の予想と雇用統計に向けて

投稿者:のりだーさん

こんにちは、今日は七夕ですね(^^ゞ
昨日は株価の下落に伴い、円高に流れました。
しかし、夜にはアメリカの指標結果が良かった為、円安に戻ってくる展開になりました。
そして今朝からまた円高に流れています。
今日はオーストラリアのソブリン格付け見通しを、格付け会社S&Pが「安定的」から「ネガティブ」に変更すると発表していることから豪ドル/円の下げに合わせて米ドル/円も下がっている感じです。
今夜はアメリカのADP全国雇用者数と新規失業保険申請件数発表があり、明日の雇用統計前の流れを読む上で重要になるので要チェックです。
100円付近で反発が見られる点と若干アメリカの指標が良くなってきている事から、円高の流れが止まる可能性も出てきたかなという感じです。
まあ、長期的にはイギリスの問題が再燃しそうですけど…。

ロイター
100.60-101.90
[東京 7日 ロイター] -<08:03> ドル100.60─101.90円の見通し、英・米経済指標に注目 ドル/円は101.11円付近、ユーロ/ドルは1.1093ドル付近、ユーロ/円は112.18円付近。きょうの予想レンジはドル/円が100.60―101.90円、ユーロ/ドルが1.1030─1.1150ドル、ユーロ/円が111.70―113.00円とみられている。前日はリスク回避姿勢が強まったが、東京時間の朝方にかけて少し落ち着いてきた。市場からは「米国の雇用統計の発表を控えており、無理をしたくない。昨日より値幅は小さいかもしれない」(国内金融機関)との声が出ていた。黒田東彦日銀総裁が支店長会議であいさつを行う予定だが材料視されておらず、英国の各種経済指標や米国の雇用関連指標などが注目される。

http://jp.reuters.com/article/idJPL4N19S4IF

SMBC信託銀行
100.50-101.80
ドル円は続落。米国で発表された経済指標は、①5月の貿易赤字が411億ドルと前月から赤字幅が拡大した、②6月の米ISM非製造業景況感指数は56.5と7カ月ぶりの高水準を付けた、などまちまちの結果となった。しかし、英資産運用会社で不動産投資ファンドの解約を停止する動きが広がると金融危機への懸念が広がり、安全資産を求める円の買い戻しが強まった。米10年国債利回りの低下も重しとなり、ドル円は101円台後半から100円台前半へ下落した。市場予想によれば、米国で今晩発表される6月の民間調査会社ADP雇用統計で民間雇用者数は前月比16万人増と前月(同17万3000人増)から伸びが鈍化する見通し。米労働省が明日発表する雇用統計を控えて、ドル円は引き続き上値の重い展開となろう。チャート上、当面の上値メドは1日高値103円39銭辺り。

https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html

みずほ銀行
100.20-101.60
昨日のドル円は下に往って来いの展開となった。101.17レベルで東京オープンを迎えたドル円は日経平均の下落を横目に昼前には101円台を割込む。午後に入り、日経平均が持ち直すと、ドル円も下落分を取り戻したが、欧州市場に入ると欧州株の下落、米債利回りの低下の様相となり、クロス円が下落。ドル円もこの日の安値100.20まで下落。その後は100円手前ではドル買い意欲が確認されたことや、北米市場に渡り発表された良好な米経済指標を追い風に週末の雇用統計への期待も高まり101.47まで戻し、101.30レベルでのクローズとなった。本日のドル円は上値の重い展開を予想。24日の国民投票以降一旦落ち着きを取り戻していたように見えた市場が再び騒がしくなってきている。一昨日のイタリアの銀行不安とイギリスの不動産ファンド凍結の話題を発端にイギリスポンドは対ドルで1985年以来の安値をつけ、日本円が選好される展開。債券市場では日・米・独・英・仏・蘭の国債利回りが過去最低を更新。欧州圏の債券の半分がマイナス利回り化したと言われており、日本は20年債が、スイスは50年債がそれぞれマイナス圏、リスクオフが鮮明となった。今までのケースでも同様であったように、銀行危機やファンドの凍結といったヘッドラインは実影響以上にマーケットの反応が過剰となる傾向があり、こういった話題が続く限り、地合いの悪い展開が続きそう。週末の米雇用統計を前に大きくは動きづらいく、併せて99円台突入となれば本邦の為替介入への警戒感が強まりそうだが、昨日のように100円前半程度での推移は違和感がない。また、今のところマーケットセンチメントの唯一の支えは政策期待(つまり、日欧英の金融緩和及び米の利上げ延期)となっており、いずれかの期待が崩れるようなシナリオを想像すると、目も当てられない。過度な悲観は不要だと思うが、下落リスクは頭の中に入れておきたい。いずれにしても今年は例年のような「夏枯れ相場」とはいかないだろう。

http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160707.pdf