2016/8/18 FX外国為替各社の予想と更に円高警戒
こんにちは
一昨日予想外の円高への流れから持ち直したかに見えましたが、ドルが弱いですね。
やはり利上げ後退の影響は今後も出そうです。ただ、FOMC議事録で2人が利上げを支持したことで期待が持てそうなのは年末あたりでしょうかね。
今夜はアメリカの新規失業保険申請件数とフィラデルフィア連銀景況指数が発表されますが、ダドリーNY連銀総裁の発言の発言あたりも注目したいところです。
100円を挟んだやり取りが続いてますが、やはり節目という事もあり、さすがにこれ以上の円高は生活環境の変化が激しすぎて辛いところですね。
…最近よく売りから入ってますけどw
ロイター
99.60-100.90
[東京 18日 ロイター] -<07:55>ドル99.60─100.90円の見通し、株にらみ上値重い ドル/円は100.01円付近、ユーロ/ドルは1.1293ドル付近、ユーロ/円は112.93円付近。きょうの予想レンジはドル/円が99.60―100.90円、ユーロ/ドルが1.1250─1.1350ドル、ユーロ/円が112.50―113.80円とみられている。東京時間のドルは100円前半を中心にもみあいそうだ。前日は101円台まで上昇する場面もみられたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨発表後のドル安などもあり、「力強く上昇していくイメージはない」(国内金融機関)という。株価が想定以上に下げた場合は「東京時間に99円後半への下落もあり得る」(同)とみられている。アジア時間は日本の7月貿易統計、オーストラリア7月雇用統計、海外時間は米国の新規失業保険申請件数、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数などがそれぞれ発表される。ダドリー米ニューヨーク連銀総裁の記者懇談もある。前日海外時間、7月のFOMC議事要旨の公表直後にドルはいったん100.70円まで上昇したが、その後、100.03円まで反落した。「内容自体はサプライズではなかったが、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁の(9月利上げの可能性を指摘した)発言で目線が上がっていた分、期待がはく落した」(外為アナリスト)という。フェデラルファンド(FF)金利先物が織り込む12月の利上げ確率は議事要旨公表前後で58%から47%に下がった。
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N1AY508
SMBC信託銀行
99.20-100.30
17日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月27、28日開催分)では、FOMCメンバーが総じて追加利上げをするには労働市場や経済活動に関するさらに多くの指標を点検する必要があると認識していることが明らかになった。こうした同要旨は早期利上げに慎重との受け止めが広がるなか、ドル安が進行した。ドル円は昨日の東京時間に101円台前半を付ける場面もみられたものの、本日早朝には99円台後半まで値を崩した。本日発表される8月のフィラデルフィア連銀景況指数は2.0と7月(マイナス2.9)からの改善が市場で見込まれている。ただ、現時点では米国における物価の伸びには高まる兆しが見受けられず、利上げ観測が急速に高まる公算は小さい。投資家のドルを買い進める動きは限定的で、ドル円は100円付近で弱含みでの推移か。
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html
みずほ銀行
99.50-100.60
昨日のドル円は上に行って来いの展開。100.17レベルでオープンしたドル円は、マイナス圏で寄り付いた日経平均が直後にプラス圏に浮上したことや、浅川財務官が「激しい動きがあれば対応せざるを得ない」と発言したこともあり、仲値にかけて100円台半ばまで上昇。その後は、後場に日経平均が上昇幅を拡大させると、ドル円は101円台前半まで連れ高となった。海外時間に入り、欧米株が軟調な推移となるとクロス円が上値重く推移。ドル円も緩やかに下落する展開となり100円前半まで軟化。7月FOMC議事録では2人のメンバーが利上げを支持したことが明らかになったことでドル円は一時100円半ばまで上昇する局面も見られた。しかし、他のメンバーがインフレに一段の自信が必要との主張し、更なるデータを待つことで合意したことが明らかになると利上げ観測が後退、ドル円は100.04まで下落した。終盤は100円前半での方向感の乏しい展開となり100.28レベルで取引を終えている。 本日のドル円は100円近辺で下値を固める展開を予想する。7月FOMC議事録では、「労働市場と経済活動の基調的な勢いを測るために、更にデータを蓄積することが賢明」とした。5月雇用統計の振るわない結果、同6月指標の強い結果が7月のFOMC前に出されており、労働市場の基調を測りきれなかったことを踏まえた結論であろう。議事録を受けて米利上げ観測は後退しているが、足許は7月の雇用統計は労働市場の拡大が確認されており、加えてダドリーNY連銀総裁・ロックハートアトランタ連銀総裁が8/16に相次いで9月利上げの可能性について言及を行なっている状況。米金融政策のヒントを探る中で、8/26のイエレンFRB総裁のジャクソンホールでの講演に注目が集まるが、基本的には年内利上げの可能性を示唆する発言が行なわれるのでは、と考えている。本邦に目を移すと、昨日は浅川財務官が直近の市場の動きに警戒感を示す発言を行なっており、積極的に下値を試す展開も想定しづらい。本日のドル円は100円近辺での小確りとした展開がメインシナリオだろう。
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160818.pdf
Shere