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現役プロトレーダーの相場観

9月16日月曜日になりますが第一回目解説していきたいと思います。

私は普段トレードをする時に、相場環境とIMMポジション(シカゴの通貨先物ポジション推移)を重視しております。

まず相場環境ですが、現在テーマになっている材料やイベント、投資家心理そういったものを総合したものになります。

経験則を含めて裁量的な部分になります。

2番目は投機筋のIMMポジションです。

こちらは特に偏っている通貨やポジションが膨らんでるもの、そこを重視して見ております。

三つ目はチャートということで、この2番と3番は数字やグラフで客観的に見えるものになっております。

これに一番を加えて総合的な判断をしてトレードをやっております。

それでは早速ポンド円の日足チャートを見ていきたいと思いますが、まず7月に動きがありました。7月末になりますが、ジョンソン政権が誕生し10月末に合意があってもなくても必ず離脱をすると強硬な姿勢を宣言しました。

これにより10末まで就任から時間がないということで、合意なき離脱になる可能性がかなり高まりました。

市場はそのように受け取ってポンド売りで反応しています。

135円台から126円台までの約9円の大幅下落となりました。

この時点でポンドショートです。溜まっていた状況になっております。

その後利食いで130円台まで戻したものの、二番底をつけに行って、9月に入るとまた大きな相場環境の変化がありました。

技術議会が再開し、合意なき離脱を阻止する法案が可決しました。

これにより10月末の合意なき離脱は難しくなったということで、一気にポンドの買い戻しにつながっております。

買い戻しされると、ネックラインとなっている130円台が126円のダブルボトムをつけて倍返しになる部分が4円くらいの値幅があり、その倍返しになるところがダブルボトムだと大体目標になります。

それが134円台後半くらいですので、すでに9月13日にそれを達成したという状況になっています。

ポジションの方を最新で振り返ると、9月10日時点で9万2000枚のショートとなっております。

まだかなり溜まっているという状況で、その後少し上昇しましたので目先は7万枚くらいというイメージですが、まだポジションの整理に一週間~2週間時間がかかるのではないかと予想しております。

まだショートが閉じりきれてないという状況ですので、悪材料が出ても大きくはポンドは下がりにくいのではないかと予想しております。

下がった場合にはポジションの整理で戻してくるというような展開を予想しております。

10月に入るとなかなか上がらなくなって、再び少し下がる場面があるだろうと予想しております。

そういったことを見越して高いところは少しずつ売ってみたいと考えております。