2016/4/6 FX外国為替各社の予想レンジ
こんにちは
昨日は久しぶりに110円台を割り込んで109円台に少し突入しましたね(^^ゞ
まあ、その前の下げは昨日書いたように予想通りだったのですが、流石にここまで行くのは想定外でした。
まさか夜中に阿部首相の発言の影響が出るとは…。
今日はアメリカのFOMC議事録公表があります。発表まではやや緩やかな円高かと思っていたのですが、読み辛くなりました。
3日連続で落としている為、少し反発しそうではありますが、夜に向けて様子見かなと思います。
ただ今夜はアメリカの週間原油在庫も発表されるので、FOMC前に原油価格に影響が出て来る可能性も十分ありそうです。
ロイター
109.70-111.00
[東京 6日 ロイター] -<07:34> ドル109.70─111.00円の見通し、株価と円高に関する要人発言を注視 ドル/円は110.33円付近、ユーロ/ドルは1.1382ドル付近、ユーロ/円は125.55円付近。きょうの予想レンジはドル/円が109.70―111.00円、ユーロ/ドルが1.1320─1.1440ドル、ユーロ/円が124.90―126.20円とみられている。前日の欧州時間序盤の円高局面では、菅官房長官が、市場の動きを引き続き注視し適切な対応をとる体制を維持したい、と述べたことが伝わり、ドル安/円高がいったんは収束したが、その後、欧州株安や原油安が進行したことで、ドルは110.27円まで下落した。その後を引き継いだニューヨーク時間には、米国株安、米金利低下などを受けリスク回避が広がったが、その局面で安倍首相の発言が伝わり介入警戒感が後退したことで、ドルは109.92円まで下落。2014年10月31日以来の安値をつけた。安倍首相は、米紙とのインタビューで、ここ数カ月の円高傾向や人民元の下落、その他の主要通貨の不安定な動きについて「通貨安競争は絶対避けなければならない」とし、「恣意(しい)的な為替市場への介入は慎まなければならない」との認識を示した。この日は、「株価動向、円高に関する要人発言、日銀の追加緩和に関する動向に注意したい」(外為アナリスト)という。ただ、前日109円台での滞空時間が極めて短かったことで、この日も「110円を下回る水準では、ドルの買い戻しが期待される」(同)という。一方で、前日の安倍首相発言等を踏まえれば、「当面はドルの反発力も弱そうだ」(同)とみられている。
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N1784HV
SMBC信託銀行
109.80-110.80
ドル円は下落し、一時1年5カ月ぶりとなる109円台後半の安値を付けた。米追加利上げ観測の後退や原油安により、アジア時間からドル安・円高傾向だったが、安倍首相が米紙のインタビューで「通貨安競争は絶対避けなければならない」「恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」と述べたと報じられると円高が加速した。テクニカル上、ドル円は2月以降の下降トレンドチャネルの下限、109円80銭付近が目先のサポート。同水準で支えられれば、再びチャネル上限の113円台前半まで持ち直す可能性はあるものの、割れれば106円付近まで下落余地が広がることになるため警戒が必要。なお、一部報道によれば今月27、28日に行われる日銀金融政策決定会合で、追加緩和が検討される可能性が浮上。市場参加者の期待も高まりやすいことから、上述したチャネルの下限を大きく割り込む可能性は低いとみている。
https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html
みずほ銀行
109.70-110.70
昨日のドル円は、一時110円を割れる展開となった。東京時間、111.23レベルで始まったドル円は、目立った材料が無いなかで上値の重さを感じさせる値動き。海外勢のドル売りなども見えて、仲値近辺では111円を挟んで推移し、更に日経平均が昨日も大きく下落すると、110円台半ばまで下落した。東京時間は菅官房長官から「為替市場の動向を緊張感を持って注視」とのヘッドラインも出て一部で介入警戒感も燻っていたが、海外時間は一段と円高が加速。4月の日銀政策決定会合で追加緩和について議論される観測といったヘッドライン、また米国指標が強めで一時的に持ち直す場面もあったものの、安倍首相の「通貨安競争は回避すべき」とのインタビュー記事が伝わるとドル円はストップを付けて109.92まで下落した。110円割れは2014年10月以来の水準。その後は一旦の達成感から戻し、NY17時は110.35近辺で推移している。 本日のドル円は、一旦の達成感からもみあう展開を予想する。リスクアセットの回復傾向が続くなかでもドル円と日経平均の上値が重い展開が続き、昨日ドル円は一時110円割れと2014年10月のサプライズ緩和以来の水準まで下落した。米国の利上げ観測の鈍化、日本の経常収支構造の変化、スペックの動き等が主な材料で、テクニカルにはまだまだダウントレンドの真っただ中であるものの110円は一旦の節目となるのではなかろうか。2014年10月の緩和でドル円は110円台に乗せたが、現在も緩和は深化し進行中、更に円安、原油を除く物価の上昇が景気に与える悪影響は夏場に選挙があることを置いても看過できない状況になっていると考える。今後の対策は金融政策よりも財政政策が中心となり、あと数円、円高進行のリスクは残るものの中期的には110円が一旦の下値となる蓋然性も十分に高いものであると考える。
http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn160406.pdf
Shere