2016/10/4 FX外国為替各社の予想リスク後退やや円安
FXブログ
2016-10-04 12:05:08

2016/10/4 FX外国為替各社の予想リスク後退やや円安

投稿者:のりだーさん

こんにちは
昨日はやはりあまり動きのない展開でした。
今日は重要な指標はないものの、9月末のマネタリーベースが過去最高の412.8兆円となり、短期筋のショートカバーが入ったこともあり円安に流れています。
これは昨日書いたトランプ氏の連邦所得税を最大18年不払いというニュースで、トランプ氏の当選率が後退したという考えで、トランプ氏有利=円高ドル安と逆の影響だと思われます。
ただ雇用統計が控えている事もあり、大きな流れにはならないと思います。

ロイター
101.00-102.20
[東京 4日 ロイター] -<07:45> ドル101.00─102.20円の見通し、豪中銀は政策金利据え置き予想 ドル/円は101.65円付近、ユーロ/ドルは1.1212ドル付近、ユーロ/円は113.92円付近。きょうの予想レンジはドル/円が101.00―102.20円、ユーロ/ドルが1.1170─1.1270ドル、ユーロ/円が113.30―114.50円とみられている。きょうは東京時間の午後0時半にオーストラリア準備銀行(RBA)の政策金利発表が予定されている。ロイター調査によると、RBAは政策金利を過去最低の1.50%に据え置く見通しだ。調査対象のエコノミスト57人のうち11人が11月の利下げを予想しており、大半が2017年半ばまでに25ベーシスポイントの利下げがあると見込んでいる。このため、きょうのRBA理事会の声明文で、利下げに前向きな姿勢が示されるか注目されている。前日のニューヨーク市場では、米供給管理協会(ISM)が発表した9月の米製造業景気指数が51.5と節目の50を再び上回り、米長期金利が上昇、ドルも買い進まれた。ただ、「ドルの上値は101.66円と東京市場の高値にも届かず、かえって上値の重さが確認された。102円台では戻り売りニーズも強そうだ」(外為アナリスト)という。一方、英ポンドは、メイ英首相が欧州連合(EU)離脱に向けた交渉を来年3月末までに開始すると2日に表明したことを受け、ポンドがドルに対して31年ぶりの安値に接近、ユーロに対しては約3年ぶりの安値を付けた。ポンド/ドルは一時1.2818ドルと、7月上旬に付けた31年ぶり安値まで0.005ドルに迫った。

http://jp.reuters.com/article/idJPL3N1C94H4

SMBC信託銀行
101.00-102.50
ドル円は上昇。9月日銀短観は製造業の景況感が低位横ばいで推移する一方、非製造業の景況感がじわじわと悪化していることを示したが、市場の反応は小さかった。一方、9月の米ISM製造業景況感指数は51.5と市場予想以上に改善し、好不況の判断の分かれ目となる50を超えたことが素直に好感された。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つクリーブランド連銀のメスター総裁が11月のFOMCでの利上げの可能性を示唆したこともドル買い材料となった。ドル円は101円台後半まで上昇。本日は主要指標の発表はないが、9月日銀短観の詳細と「企業の物価見通し」が発表される。ドル円は9月21日に付けた直近高値の102円79銭を目指す展開か。

https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html

みずほ銀行
101.00-102.10
 昨日のドル円は動意薄の展開。101.54レベルでオープンしたドル円は日経平均が200円超上昇する展開に強含む場面がみられたものの、程なく101円台前半まで反落。その後、一時的に101.67まで急騰する場面が見られたが流れは続かず、総じて101円台前半の動意薄の推移となった。海外時間の序盤も引続き動意薄の展開。その後、良好な米指標を受けてドル買いが強まる局面も見られたが、冴えない米株の動向や英メイ首相の来年3月に正式にEU離脱通告を行うとの報道を受けてポンド円が軟調な推移となる中でドル円は積極的に上値を追う展開とはならず。101円台半ばでの推移が続き、101.66レベルで取引を終えている。 本日のドル円は小確りとした展開を予想する。足許のリスクセンチメントの悪化には歯止めがかかりつつある状況だと考えている。原油価格動向については9月後半の産油国会合にて予想外の減産合意が決定。生産抑制について各国の割り当てで議論が紛糾する可能性が高いと考えているが、11月後半のOPECの次期総会を待って詳細を議論する見通し。欧州金融大手の信用不安については、発端となったMBSの不正販売問題に関して米当局との合意が近いとの報道がなされており、そして当局への支払金額も当初報道よりも小さくなる見通し。そして、トランプリスクについても1回目のテレビ討論でのクリントン優勢との報道や、トランプ氏自身の税金逃れとの報道がされておりリスクが今以上に高まる展開にはなりにくい印象。いずれも事態の収束(若しくは次のイベント)まで時間を要する問題ではあるが、更にリスクセンチメントが悪化していく展開は想定しにくい。本日はイベントに乏しいこともあり、ドル円は大きな値動きは期待できないが、上記を踏まえると101円台半ばから後半にかけての小確りとした展開をメインシナリオとしたい。

http://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn161004.pdf