2016/12/20 FX外国為替各社の予想と再度円安の流れ
FXブログ
2016-12-20 18:22:29

2016/12/20 FX外国為替各社の予想と再度円安の流れ

投稿者:のりだーさん

こんばんは
昨日はやはり休み前の調整もあり徐々に下落する展開に、更にトルコでロシア大使が銃撃されて、円が買われる展開になりました。
ただこちらも書いておいたイエレンFRB議長の発言で反発。
今日はBOJ政策金利と黒田日銀総裁の記者会見がありましたが、金融政策の現状維持、更に「今の為替水準驚くような水準ではない」との発言から一段円安に流れています。
休み前に手仕舞いかと思っていましたが、今日の発言で日本の長期金利目標とアメリカの金利差が開いて再度円安の壁へ挑戦する展開になるかですね。
(2015年は120円前後でずっと動いていたので120円近辺の壁はかなり厚くなると思っています)

ロイター
116.50-117.80
[東京 20日 ロイター] -<7:49> ドル116.50─117.80円の見通し、休暇前の調整地合い継続 ドル/円は117.10円付近、ユーロ/ドルは1.0398ドル付近、ユーロ/円は121.80円付近。きょうの予想レンジはドル/円が116.50─117.80円、ユーロ/ドルが1.0340─1.0460ドル、ユーロ/円が121.20─122.50円とみられている。クリスマス休暇を前にした調整地合いが継続しそうだ。ただ、商業決済の集中しやすい五・十日にあたり、仲値公示にかけて実需筋のフローが出るとみられている。ドル/円は117円前半を軸にもみ合う展開が予想される。日銀の金融政策決定会合の結果発表と黒田東彦総裁の会見が予定されており「イベント通過までは様子見ムードが強まりそうだ」(国内金融機関)という。前日のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が米労働市場は過去およそ10年で最も力強いとの見解を示したことから、ドルが他の主要通貨に対して買い戻された。トルコでロシアの駐トルコ大使が銃撃され死亡した事件や、ドイツの市場にトラックが突っ込んだことなどが伝わると、比較的安全な通貨とされる円が一段と買われた。

http://jp.reuters.com/article/idJPL4N1EE4ZN

SMBC信託銀行
116.50-117.70
トルコ・アンカラでロシアのカルロフ駐トルコ大使が銃撃されたほか、スイス・チューリッヒではイスラミックセンターで礼拝中の人々に対する発砲事件が発生するなど地政学的リスクが高まった。リスク回避的なムードが漂うなか米10年債利回りの低下を背景にドル円は一時116円台半ばまで下落。その後、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が、賃金を含む雇用環境が改善している、との見解を示すと117円台を回復する展開となった。本日は日銀金融政策決定会合の2日目となり、会合の結果が公表される。足元、米10年債利回りの上昇を受けて本邦10年債利回りにも押し上げ圧力がかかりやすくなっているが、日銀がどのような認識を示すか注目される。仮に黒田総裁による会見などでイールドカーブコントロールへの強いコミットメントが示されれば、日米金利差の拡大が意識され、ドル円は底堅い推移となろう。

https://www.smbctb.co.jp/rates_reports/reports/fx_daily.html

みずほ銀行
116.00-117.70
 昨日のドル円は下落した。東京時間を117.81レベルでオープン。材料薄の中、安寄りした日経平均が下げ幅を拡大すると、ドル円も軟調地合いで推移。欧州時間入り後に、買い戻される局面が見られるも、休暇前の調整売りの動きに116円台に下落。その後、トルコ・アンカラでロシア大使が銃殺されたとの報道を受け、地政学リスクへの意識からドル円は一時116.55まで下落した。その後、イエレン議長の講演にて「米雇用市場はここ10年来の高水準」等タカ派な発言にドル円は117.40付近まで反転上昇するも、独・ベルリンでトラックがクリスマスマーケットに突入、との報道もあり、117円付近に再度下落、結局117.10レベルでNY17時を迎えている。 先週末にCFTCから発表されたIMM通貨先物(投機筋)の動向(12/13時点)では、円ショートポジションが昨年12月以来の積み上がりとなっており、その後の円安の進行も鑑みれば、さらに高水準となっている可能性もある。FOMCを通過し、さらなる円ショートの積み上げには新規材料も必要と思われるが、昨日は円が主要通貨に対して買いが優勢となる局面で、米ドルはその他通貨(ユーロや英ポンド等)に対して買われていることからドル売りに転じているということでもない。ドル円の上昇モメンタムを失ったというわけではなさそうだが、足許においては今年の主要イベント通過とクリスマス休暇を前にした調整方向の動きが中心になることが想定される。本日の日銀金融政策決定会合では海外経済の持ち直しや足許の円安を受け金融政策は現状維持が予想されている。一方、景気判断については12月短観にて大企業製造業の景況感が改善したことや、好調となった第3四半期GDPを踏まえて引き上げる可能性がある。足許の米金利上昇に連れた長期金利上昇圧力について、黒田総裁からどういった発言が聞かれるかには注目しておきたいが、相場の方向性を大きく変える材料とはなりづらいと考える。

https://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/pdf/daily/dmn161220.pdf