スプレッドとは?
スプレッドとは?
スプレッドとは、簡単に言うと「取引に掛かる手数料」です。
外貨を買った値段(買値)と売った値段(売値)の差額をスプレッドと呼びます。
例えば1ドルを売る時は100円10銭、買う時は100円11銭とするとこの差額の1銭をスプレッドといいます。
つまり、スプレッドは取引の手数料です。
これがFX会社から見ると「利益」となり、
FXユーザー側から見ると「取引手数料」となります。
ここで「FXは取引手数料は無料なのでは?」と疑問に思う方もいると思います。
FX会社ではスプレッドは手数料とみなしておらず「実質的なコスト」という位置づけの為、スプレッドが狭い(手数料が安い)ほど低コストで取引ができ、有利な条件でFXをすることができます。
FX取引においてスプレッドが一番重要だと言えます。
買値と売値と2つあるのは何故?
「売ったり買ったりする値段は同じじゃないの?」と最初誰もが考えてしまうと思います。
例えば、古本屋では「買取価格」と「販売価格」があり、この差額がお店の利益になります。同じように買値と売値の差(スプレッド)がFX会社の利益になります。
この差が小さければ小さいほど利益を出しやすいと言う事になります。
スプレッドの差で手数料はどれくらい変わる?
FXの手数料自体、他の株や外貨預金などと比べると格安です。
しかし、短期取引では何度も取引をする為、手数料も徐々に多くなります。
逆に長期取引の場合は取引回数が少ない為、スプレッドの影響をあまり受けません。
実際にスプレッドの差を計算してみましょう。
スプレッド0.3銭のFX会社の場合は
0.003(0.3銭)×1万通貨=手数料30円。
スプレッド1銭のFX会社の場合は
0.01(1銭)×1万通貨=手数料100円。
このように元々FXでの手数料が少ない為、わずかな差に見えますが繰り返し取引をする場合は大きな違いになっていきます。
僅かでもスプレッドの差は重要!
さきほどの手数料で1日1回取引し、1カ月にかかる手数料を計算してみると、
スプレッド0.3銭のFX会社では、
30円×30日=900円
スプレッド1.0銭の会社では、
100円×30日=3000円
たった0.7銭というわずかなスプレッドの差でも、取引回数が多くなるとこのように差が出てきます。
デイトレ―ドやスキャルピングなど、1日に何回も取引を繰り返す場合はさらに差が大きくなるので、FX会社を選ぶ際はスプレッドの大きさにも注目してみましょう。
また、スプレッドは現在はほとんどのFX会社が「原則固定」となっています。
原則固定の場合、スプレッドは原則的に固定されていますが、経済指標の発表時などの相場の変動が激しくなる時や、流動性の低い時間帯などはスプレッドが拡大する場合があります。
相場の動きが激しい時間帯の取引ではスプレッドの幅にも気を付けるようにしましょう。
FXファンに会員登録すると、FX攻略ガイドの学習チェック機能が使えるようになります。
会員登録はこちらから
Shere