ロスカットとは?
もしもの時のロスカット
ロスカットとは、取引で一定範囲以上の損失が出た場合に、現在保有しているポジションを強制的に決済する仕組みのことをいいます。
FXには、株のように値幅制限いっぱいまで売買できる「ストップ高」「ストップ安」といった仕組みがありません。また、レバレッジを高くかけることができる反面、損失もかなり大きくなってしまう可能性があります。
それらのリスクを避け、FXユーザーの損失の拡大を防ぐための機能がロスカットです。
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ロスカットにならない為には
FX取引をしていると、自分が設定した損切りのラインに達しても、自らが損切りを行ったときに相場の反転があるのではないかと考えて決済を躊躇してしまいます。
その結果、損失がふくらんで何もできなくなってしまい、FX会社に強制ロスカットをされたりする事があります。
特にFX初心者は、なかなか損切りができないという事態に陥ることが多いので、そうならない為に下記の方法を心がけましょう。
レバレッジはかけ過ぎない
損切りを小まめに行う
雇用統計など、大きな経済指標の前はポジションを持たない
経済指標の発表時は変動に注意しよう
上に書いたことは全て大切ですが、特に雇用統計などの大きな経済指標の発表時は、わずかな時間で大きな為替の変動があるためロスカットを受ける可能性が高いので注意が必要です。
(想定した方向に動いた場合は大きくプラスに、想定外の方向に動いた時は大きくマイナスになります)
また、逆説な考え方ですが、
口座に必要以上の資金を入れておかないこともひとつの手段です。
取引に必要な金額だけ入れておけば、もしロスカットになっても損失を抑えることができます。この方法はポンド/円のように非常に値動きが激しい通貨ペアを高レバレッジで取引をする場合は、特に有効な方法です。
しかし、テロや自然災害、スイスフランショックなどの予期しない出来事により相場が急変しアクセスが集中した時などは、稀にロスカットが間に合わないこともあります。
ロスカットは予想外の損失を防いでくれる便利な機能ですが、100%損失を防ぐ仕組みではありませんので、最終手段としてロスカットに頼り過ぎないようにしましょう。
便利機能マージンコール
レバレッジを利用して大きな取引をするFXでは少しの為替変動でも大きな損失になってしまう危険性があります。
マージンコールとは、預け入れた証拠金(FX会社に入金してある元手)の金額が、現在の含み損(現在のレートで決済した場合に発生するであろう損失)を差し引いた時、
損失が50%以上になるとメールと取引画面で知らせてくれる便利な機能です。
※FX会社によってマージンコールの掛かる値は変わります。
マージンコールは、取引画面を見ていなかった時などにロスカットが近づいていることを教えてくれる便利な機能です。
マージンコールがかかったら
マージンコールには強制執行などの拘束力があるものではありませんが、マージンコールがかかったという事はロスカットの執行が近いという事です。
強制ロスカットになると、資金の大半を失う事になるので、早めの対処が重要です。
マージンコールの対処法は下記の通りです。
追加の証拠金を入金して証拠金維持率を高める
ポジションの一部を決済してレバレッジを低くし、証拠金維持率を高める
相場が好転するのを待ち、証拠金維持率が自然に高まるのを待つ
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