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現役プロトレーダーの相場観2

第二回目になりますが、昨日はFOMCアメリカの金融政策が発表されましたので、ドル円相場とともに解説していきたいと思います。

昨日のFOMCではFF金利=政策金利になりますが、これを0,25%引き下げて1.75から2%としました。

こちらは市場の予想通りとなっております。

ドットチャートというものがあり、こちらはFOMCメンバーの金利見通しとなっております。

この中央値は2019年末は1,875%、2020年は1,875%、2021年は2,125%となっております。

これがどのような意味を示しているかというと、今1,75から2%で今年の年末はそこに入っています。

そうすると、利下げを見通していないということになってきます。

中央値からは年内の利下げはもう終了ということになってきます。

来年も一回も利下げをしない見通しということになります。

2021年になりますと逆に利上げという見通しになっております。

ただこちらは中央値となり、メンバーの人数としては年内の利下げを後一回見込むメンバーが非常に多くなっておりますので、あと一回あるかもしれないというコンセンサスに今なっております。

ただ0,25%の引き下げ以上年内の利下げがあるという見方は後退しておりますので、あってもあと一回0,25%だけだろうというのが昨日の会合でした。

こちらはドル円日足チャートになりますが、ドットチャートを見ても市場が思ったよりも事前に投資家はもう一回利下げがあると見ていましたので、これだとやらなくてもいいんじゃないかということでややタカ派の内容になりました。あまり利下げに前向きではないということですね。

ドル買いとなりました。(※02:24の部分)になっておりますが40銭ぐらいがFOMCを受けてドル高に動いております。

対ユーロ対ポンド対豪ドルを見ましても、小幅なドル高となりました。

ドル円ですが、9月を見ているとずっと上昇しています。

昨年も9月に上昇しておりまして、同じような流れになってきております。

ドル円は日本の金利とアメリカの金利の金利差が、アメリカが利下げをしているからとはいえ、まだ開いていますので売りポジションを持つと、長く持てば持つほどスワップ金利の支払いが積み上がってしまいます。

その割には値幅がなかなか出ないというのが今年のドル円相場になっておりますので、大きく下げた時は買いたいものの、高いところは特にいじらず売らずに見ていようという風に考えています。

理由はスワップコストの支払いが積み上がってしまいますので、急落した時だけ買いで参加したいと考えています。

引き続きドル円はなかなか今年は動かないというところで、今年の高値が112円台で安値が104円の44なんですが、年間の値幅が今のところ7.95円ぐらいしかないということで、歴史的に見ても過去最低の年間値幅となっております。

とにかく動きが鈍いというということで、あまりトレードでは参加したくないという風に考えております。