どうなる米大統領選!FXへの影響とは?

どうなる米大統領選!FXへの影響とは?-どうなる!?米大統領選!FXへの影響とは…!?

アメリカ大統領選がFXに与える影響とは?

FXファンコラム第三弾…前より間空いてません(^^ゞ

今回は今行われている2016年のアメリカ大統領選とFXについて取り上げたいと思います。

コラムは内容が内容だけに硬い文章になってしまっているので、勝率を上げるための知識として見て下さい(>_<)

※2016/10/8投稿 投稿時と内容が変わっている可能性がありますので注意して取引しましょう!

政権が代わると政策も変わり為替へ影響する

まずは基本、アメリカの政党と言えば第44代アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマがいる民主党と共和党の二大政党…ではなく、実はかなり多くの政党があります。

ただ、大統領選挙ではほとんどの州で勝者総取り方式が採用されている為、1954年からずっと二大政党の大統領しか生まれていません。

日本でも政権が代わったときに色々変わったように、アメリカでも政権が代わる事で為替への影響が出ます。

今回のアメリカ大統領選候補者

実はどっちも嫌われ者?両候補が支持される理由とは?

ぶっちゃけてしまえばどちらも好感度が低い候補です。

日本経済にとってはマイナス面が両候補共あると言えます。

政治家としての経験は圧倒的にクリントン氏が優勢です。ただ私用メール問題、国務長官時代の政策、現政権のマイナスイメージが足を引っ張っています。

対するトランプ氏はもはや他人事ではなく、日米関係まで壊れる数々の言動は大統領になったらと考えると恐ろしいものがあります。

クリントン氏の支持理由

クリントン氏の支持理由

ではなぜ支持されているのかという点ですが、クリントン氏は大統領候補テレビ討論会での発言がそのまま物語っています。

「米国の繁栄のために、どんな国にすべきかを問う必要があり、すべての国民のために経済を拡大させること。雇用を創出すること。いい仕事を生み出すこと。インフラの整備や製造業の技術革新をはかり、再生可能エネルギーを発展させる。中小企業を繁栄させ、最低賃金を上げ、女性の地位向上をはかり、企業の収益を経営トップだけでなく、従業員全員が共有するシステムを構築すべき」(訳が大幅に違ってたらすいません(^^ゞ)

考え方としては、正直日本も見習って欲しい部分です。

トランプ氏の支持理由

トランプ氏の支持理由

トランプ氏は保護貿易主義を打ち出しています。

「中国からの輸入品に45%、メキシコからの輸入品に35%の関税をかける」「NAFTAをやめ、WTOからも脱退」と極端なことを言えばアメリカを孤立させる政策と言えるでしょう。

当たり前ですが、アメリカは民主主義の中でも自由をうたっている事もあり、貧困の差、能力の差が大きく反映されます。
低所得の人は移民に仕事を奪われている現状に不満をもっており、結果トランプ氏を支援するという形になっています。

しかし、ピーターソン国際経済研究所が発表した調査レポートによるとトランプ氏が大統領になった場合「米国では480万人の失業者が新たに生まれ、米国経済はリセッションに陥るだろう」としています。
経済の停滞が与える影響の方が大きいという事ですね。

現在の支持状態

現在の支持状態

既に9月26日(月)(日本時間だと27日10時から)大統領候補テレビ討論会の第1回が開催されています。

民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)が初めて直接対決し論戦を交わしました。
テーマは「米国の進路」「繁栄」「安全保障」でそれぞれ30分間。

討論会直後の米CNNの世論調査によると第1回はクリントン氏勝利との回答が62%、トランプ氏は27%だったと報じました。

個人的な意見としては、自身の政策を(ある程度)まとめたクリントン氏と、クリントン氏の問題点を伝えるばかりのトランプ氏という感じです。

大統領選のFXや為替への影響とは

トランプ政権だと為替は大荒れ警報!?どうなる日本!

さて、FX相場に与える影響についてです。

トランプ氏が当選した場合

トランプ氏が当選した場合

どちらかというとトランプ氏の方が大統領になった場合の方が為替が乱れると思われます。
アメリカの企業に対しては減税するようですが、各国との経済が大幅に停滞する可能性があります。

貿易の相手国と現在の額が大きければ大きいほど影響も大きいでしょう。
2013年のデータですが、下記のようにアメリカの影響は大きいです。

輸出
・カナダ 3,016億1,000万ドル(19.1%)
・メキシコ 2,260億7,900万ドル(14.3%)
・中国 1,217億3,600万ドル(7.7%)
・日本 652億600万ドル(4.1%)
・ドイツ 473億6,200万ドル(3.0%)
・イギリス 473億5,300万ドル(3.0%)

輸入
・中国 4,404億4,800万ドル(19.4%)
・カナダ 3,325億5,300万ドル(14.7%)
・メキシコ 2,805億2,900万ドル(12.4%)
・日本 1,385億7,300万ドル(6.1%)
・ドイツ 1,143億4,500万ドル(5.0%)
・韓国 623億8,600万ドル(2.8%)

また日本だとこちらは2014年のデータですが、下記のようになっています。(こちらは日本基準)

輸出
自動車(26.8%)、電気機器(14.5%)、自動車の部分品(6.5%)、原動機(5.4%)、航空機類(3.5%)

輸入
電気機器(14.4%)、航空機類(6.5%)、原動機(5.8%)、科学光学機器(5.5%)、医薬品(5.3%)、とうもろこし(4.6%)

出典:財務省貿易統計、ジェトロ貿易投資報告(2014年版)より

関税を大きく掛けると思われるので、輸入(下のデータだと輸出)への影響が大きく、自動車産業への影響が酷い事になりそうです。

どの程度の政策を実施するかはわかりませんが、日本への影響は大きく、当然急激な為替変動が起こるでしょう。

また日本としては安保理が滅茶苦茶になる恐れもあります。

クリントン氏が当選した場合

クリントン氏が当選した場合

逆にクリントン氏が大統領になった場合はそこまで影響が出ないと思われます。

元々左翼化思考なところがあり、夫のクリントン元大統領の頃にはジャパン・パッシングと呼ばれる状態もあり日本との関係も警戒されていました。

ただ、近年は日本の女性活躍政策や、日本より中国との貿易に問題がある為問題点は減ったと思います。

大統領選での売り買い注意点

大統領選での売り買い注意点

FXの売り買いについても、短期で売り買いする人以外はクリントン氏が当選した方が安定した売り買いができそうです。

また選挙期間に株価が大きく下げた場合は、政権が代わるというジンクスもあるようです。
つまり、不安定な経済=不安=政権交代を望むという流れですね。
ここから先を読む事もできそうなので、参考にしてください。

更に注意しておきたい点として、トリンプ氏は脱税疑惑(連邦所得税を最大18年不払い)という話や、クリントン氏も健康リスクが指摘されており、この2人で良いのか?と個人的には思わざるを得ない状況です。当然、為替に影響を及ぼしてくる可能性は高いので、今後も大統領選には注目です!

※2016/10/8投稿なので、今後の討論会や大統領選で内容が変わっている可能性があります。注意して取引して下さい!

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